ボラセンのつぶやき

マジで達成したい「目標」は誰にも言うな!心理学実験により、目標を人に言うと達成率が低減することが示されている。ただ・・・

f:id:cka-lek:20170416194429p:plain

こんにちは、ぬるぬるブロガーのボラセン(@BorasenBorasen)です。

今日は表題の通り。本当に達成したい目標は人に言うな!という世にも不思議なお話。

 

 

目標を達成するためには、「人に言う」ことが良いと思っている人がたくさんいる。


様々な目標がある。
「1日◯時間勉強するぞ!」
「◯Kg痩せます!」
この界隈なら「ブログ続けるぞー」なんていうのもあるかもしれない。

 

それらの目標を公言することで、宣言することで自分にプレッシャーを与える→実行する→達成する!というロジックがあるはずだ。

 

しかし、「人に目標を言うこと」は逆効果だということが心理学的に証明されているのだ。

 

 

2009年、ある論文が出された

ドイツの心理学者、Peter Gollwitzer(ピーター・ゴルウィツァー)が出した論文がこちら。

When Intentions Go Public | Does Social Reality Widen the Intention-Behavior Gap?

 

・・・見てもらうとわかるが、全部英語だ。
このブログの読者の95%は英語が堪能だと僕は信じてやまないが、残りの5%は英語が苦手でこの時点でくたばって意気が消沈してしまうと思う。だから、内容は以下をご覧くださいな。決して煽っていない。

 

<実験内容>

実験の手順はこれだ。

①163人の学生に、「達成したい目標」を書いてもらう

②無作為に学生をAチームBチームの2つに分ける。

Aチームは、その目標をみんなに宣言する!一方、Bチーム目標を誰にも話さない

④その後45分間自由時間を与えて、目標達成に向けた作業をしてもらう(途中でやめても構わない、と伝えられている)

 

 

f:id:cka-lek:20170416193107p:plain

 

うーん、なんだかAチームの方が達成できそうですよね??


さあ、この実験結果はどうなったのか・・・?

 

<実験結果>

Aチーム 

・目標をみんなに宣言したAチームは、平均33分で作業を辞めた。

・後のアンケートで、「この作業時間で目標に一歩近づいた」という回答が多かった。

 

Bチーム

・目標を誰にも言わなかったBチームは、全員が45分間作業を辞めなかった。

・アンケートで、「目標の達成まではまだ時間が掛かる」と回答した。

 

 

 

この結果は非常に恐ろしい。
なぜかと言うと、、、

人は目標を誰かに伝えただけで、ゴールに一歩近づいた気持ちになってしまう生き物である

実験では、目標を誰にも言わなかったBチームが一番作業をしっかりとやっていた。
一方、目標をみんなに高らかに宣言したAチームは、その時点で既に満足度が高まっていた。

 

このことは長年、様々な研究者によって実験され証明されてきた。
最初は1926年、ドイツ系アメリカ人の心理学者Kurt Lewin(クルト・レヴィン)により「代償行為」としてこの思い込みを定義。
また、1933年にはドイツ系ユダヤ人心理学者Wera Mahler(ヴェラ・マーラー)が集団実験により「他の人に認められると心は現実のように感じてしまう」ということを証明した。
(参考:In memory of my teacher, Kurt Lewin | Author: Wera Mahler) 

 

 

これは、TEDでも紹介された。ぜひ見てみると良い。
日本語字幕にできる!

www.ted.com

 

 

 

 

・・・と、ここで話を終えても良いのだが、
これでは論文とTEDの紹介だ。僕は著者でもなければプレゼンターでもない。ぬるぬるブロガーのボラセンだ。笑

 

 

だから、ここからは少しだけ、僕の意見を加えたい。
ぜひ付き合って欲しい。

 

 

果たして、自分の「夢」を語ると達成できなくなるのか?

僕の周りには、やたらと自分の「夢」「ビジョン」を語る人が多い。意識が高い界隈なのだ。
確かにそういう人の話を聞くと感動するし、応援したくなる。何か助けてあげたいな、っていつも思う。

 

でも、今回の話を踏まえると
夢を語った人は叶わなくなるのでは・・・と感じてしまう。

 

しかし、僕は夢を語る理由次第で結論が変わると思っている。

 

夢を語ること自体が目的の場合

これはもう、アウトだ 笑
語った時点で8割くらい終わったと思ってしまう。自分に酔って終わりだ。

 

しかし、こうじゃないとしたら、、、

 

夢を語ることが「誰かを巻き込むこと」の場合

この場合、夢を語ることが目的ではない!
語った後、仲間を巻き込んだり応援してくれる人を増やすことが目的だ。

 

 

この時は僕は問題ないと思っている。


先ほどの実験では「目標を語ること」に強く意味を持たせるように仕向けている(論文より)

 

しかし、この場合は違う。
夢達成のためのステップの一つとして、「夢を語って」いるのだ。

 

 

まとめ

本当に達成したい目標は、人に言うとそこで満足してしまう!だから、とても注意が必要だ。

 

しかし、その目的によっては結論が変わってくる。手段として利用するのはアリだ。

 

 

あなたが語る目的は何か?
よくよく考えてみる必要がある。